臨床工学技士の告示研修とは?できること・対象者・受講内容を解説
「臨床工学技士の告示研修を受けると何ができるようになる?」「自分も告示研修を受ける必要があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
2021年の臨床工学技士法などの改正によって、臨床工学技士が担当できる業務範囲が拡大しました。
これに伴い、一定の臨床工学技士が新たに追加された業務を行うために必要な知識・技能を身につける「告示研修」が実施されています。
告示研修を修了することで、手術室や集中治療室での静脈路確保・輸液ポンプ等の操作、心・血管カテーテル治療における電気的負荷装置の操作、鏡視下手術における内視鏡用ビデオカメラの操作など、従来より幅広い業務に関われるようになります。
この記事では、臨床工学技士の告示研修を受けるとできること、対象者、研修内容・費用、業務範囲が拡大した背景やメリットまでわかりやすく解説します。
2021年の臨床工学技士法などの改正によって、臨床工学技士が担当できる業務範囲が拡大しました。
これに伴い、一定の臨床工学技士が新たに追加された業務を行うために必要な知識・技能を身につける「告示研修」が実施されています。
告示研修を修了することで、手術室や集中治療室での静脈路確保・輸液ポンプ等の操作、心・血管カテーテル治療における電気的負荷装置の操作、鏡視下手術における内視鏡用ビデオカメラの操作など、従来より幅広い業務に関われるようになります。
この記事では、臨床工学技士の告示研修を受けるとできること、対象者、研修内容・費用、業務範囲が拡大した背景やメリットまでわかりやすく解説します。
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とりあえず登録してみる ▸臨床工学技士は告示研修で何ができるようになる?
臨床工学技士は、医療機器のプロフェッショナルとして、病院やクリニックなどの医療機関で、チーム医療の一員として、重要な役割を果たしています。従来の主な仕事内容は下記の通りです。
医師の指示のもと、人工心肺装置・人工透析装置・人工呼吸器などの生命維持管理装置の操作を行います。ICUや手術室には重篤な患者が多く、生命維持管理装置の操作が欠かせません。万が一ミスをすると、患者の生命や健康に大きな影響が出る責任の大きい業務です。
医療機器のトラブルは、患者の命の危機に直結するケースがあります。常に安全かつスムーズに使えるよう、保守・点検は必須です。定期的に医療機器の状態をチェックするのはもちろん、異常が見つかった場合は修理も行います。手術に使用する医療機器を準備しておくのも、臨床工学技士の仕事です。
医療機器をスムーズに使用できるよう、セットアップなどの導入業務も行います。医師や看護師をはじめとする医療従事者に、医療機器の使い方をレクチャーするのも重要な業務です。
その他、後進の臨床工学技士の育成や最新の医療機器の研究など、教育・研究に携わる臨床工学技士もいます。
医療やテクノロジーの進化に伴い、医療機器も高度化しており、臨床工学技士の重要性は今後ますます高まっていくでしょう。
(1)医療機器の操作・管理
医師の指示のもと、人工心肺装置・人工透析装置・人工呼吸器などの生命維持管理装置の操作を行います。ICUや手術室には重篤な患者が多く、生命維持管理装置の操作が欠かせません。万が一ミスをすると、患者の生命や健康に大きな影響が出る責任の大きい業務です。
(2)医療機器の保守点検
医療機器のトラブルは、患者の命の危機に直結するケースがあります。常に安全かつスムーズに使えるよう、保守・点検は必須です。定期的に医療機器の状態をチェックするのはもちろん、異常が見つかった場合は修理も行います。手術に使用する医療機器を準備しておくのも、臨床工学技士の仕事です。
(3)医療機器の導入
医療機器をスムーズに使用できるよう、セットアップなどの導入業務も行います。医師や看護師をはじめとする医療従事者に、医療機器の使い方をレクチャーするのも重要な業務です。
その他、後進の臨床工学技士の育成や最新の医療機器の研究など、教育・研究に携わる臨床工学技士もいます。
医療やテクノロジーの進化に伴い、医療機器も高度化しており、臨床工学技士の重要性は今後ますます高まっていくでしょう。
臨床工学技士の業務拡大ってそもそも何?基本的な知識を説明
まずは、告示研修と関係する業務範囲の拡大について確認してみましょう。
2021年の法令改正により、臨床工学技士には新たな業務が追加されました。
代表的な内容を整理すると、以下の通りです。
参考:臨床工学技士が実施可能となる業務|公益社団法人 日本臨床工学技士会
臨床工学技士はもともと、人工心肺装置、人工呼吸器、血液浄化装置などの生命維持管理装置の操作や保守点検を専門としてきました。
今回の業務範囲拡大によって、医療機器の操作だけでなく、治療に伴う一部の処置にもより深く関われるようになったことが大きな変化です。
ただし、告示研修を修了すれば臨床工学技士の判断だけで自由に医療行為を行えるという意味ではありません。
臨床工学技士法に基づき、医師の指示のもとで適切に業務を行う必要があります。
新たに追加された業務の一つが、手術室または集中治療室で生命維持管理装置を使用する治療に伴う静脈路・薬剤投与関連の業務です。
具体的には、
・輸液ポンプやシリンジポンプを接続するための静脈路の確保
・静脈路への輸液ポンプ・シリンジポンプの接続
・薬剤投与のための輸液ポンプ・シリンジポンプの操作
・薬剤投与終了後の抜針
・抜針後の止血
などが含まれます。
従来の臨床工学技士は生命維持管理装置の操作を中心としていましたが、法改正によって患者さんへの処置により直接関わる場面が増えました。
心臓や血管のカテーテル治療において、身体に電気的刺激を与える装置の操作も新たな業務として追加されています。
臨床工学技士は以前からカテーテル治療に関連する医療機器の操作などに携わってきましたが、法改正によって担当できる範囲が拡大しました。
医師と連携しながら、より治療に近い位置で医療機器の専門性を発揮できるようになっています。
手術室で生命維持管理装置を使用する鏡視下手術では、体内に挿入されている内視鏡用ビデオカメラを保持し、手術野を確保するために操作する業務も追加されました。
腹腔鏡手術などでは、手術を行う医師が適切な視野を確保できることが重要です。
臨床工学技士が内視鏡関連機器の操作に携わることで、医療機器の専門職として手術チームを支える役割が広がっています。
血液浄化業務では、従来から認められていたシャントへの接続・除去に加えて、表在化された動脈や静脈への血液浄化装置の穿刺針その他の先端部の接続・除去も業務範囲に追加されました。
透析をはじめとした血液浄化療法は、臨床工学技士が専門性を発揮する代表的な分野の一つです。
業務範囲が広がったことで、血液浄化療法においても臨床工学技士が担当できる役割が増えています。
2021年の法令改正により、臨床工学技士には新たな業務が追加されました。
代表的な内容を整理すると、以下の通りです。
| 種別 | できるようになった主なこと | 主な場面 |
|---|---|---|
| 静脈路・薬剤投与関連 | 静脈路の確保、輸液ポンプ・シリンジポンプの接続・操作、投与終了後の抜針・止血 | 手術室・集中治療室 |
| カテーテル治療関連 | 身体に電気的刺激を与える装置の操作 | 心臓・血管カテーテル治療 |
| 鏡視下手術関連 | 内視鏡用ビデオカメラの保持や視野確保のための操作 | 鏡視下手術 |
| 血液浄化関連 | 表在化された動脈・静脈への血液浄化装置の穿刺針等の接続・除去 | 血液浄化療法 |
参考:臨床工学技士が実施可能となる業務|公益社団法人 日本臨床工学技士会
臨床工学技士はもともと、人工心肺装置、人工呼吸器、血液浄化装置などの生命維持管理装置の操作や保守点検を専門としてきました。
今回の業務範囲拡大によって、医療機器の操作だけでなく、治療に伴う一部の処置にもより深く関われるようになったことが大きな変化です。
ただし、告示研修を修了すれば臨床工学技士の判断だけで自由に医療行為を行えるという意味ではありません。
臨床工学技士法に基づき、医師の指示のもとで適切に業務を行う必要があります。
静脈路の確保や輸液ポンプの操作ができる
新たに追加された業務の一つが、手術室または集中治療室で生命維持管理装置を使用する治療に伴う静脈路・薬剤投与関連の業務です。
具体的には、
・輸液ポンプやシリンジポンプを接続するための静脈路の確保
・静脈路への輸液ポンプ・シリンジポンプの接続
・薬剤投与のための輸液ポンプ・シリンジポンプの操作
・薬剤投与終了後の抜針
・抜針後の止血
などが含まれます。
従来の臨床工学技士は生命維持管理装置の操作を中心としていましたが、法改正によって患者さんへの処置により直接関わる場面が増えました。
心・血管カテーテル治療で電気的負荷装置を操作できる
心臓や血管のカテーテル治療において、身体に電気的刺激を与える装置の操作も新たな業務として追加されています。
臨床工学技士は以前からカテーテル治療に関連する医療機器の操作などに携わってきましたが、法改正によって担当できる範囲が拡大しました。
医師と連携しながら、より治療に近い位置で医療機器の専門性を発揮できるようになっています。
鏡視下手術で内視鏡用ビデオカメラを操作できる
手術室で生命維持管理装置を使用する鏡視下手術では、体内に挿入されている内視鏡用ビデオカメラを保持し、手術野を確保するために操作する業務も追加されました。
腹腔鏡手術などでは、手術を行う医師が適切な視野を確保できることが重要です。
臨床工学技士が内視鏡関連機器の操作に携わることで、医療機器の専門職として手術チームを支える役割が広がっています。
表在化された動脈・静脈への穿刺針等の接続・除去ができる
血液浄化業務では、従来から認められていたシャントへの接続・除去に加えて、表在化された動脈や静脈への血液浄化装置の穿刺針その他の先端部の接続・除去も業務範囲に追加されました。
透析をはじめとした血液浄化療法は、臨床工学技士が専門性を発揮する代表的な分野の一つです。
業務範囲が広がったことで、血液浄化療法においても臨床工学技士が担当できる役割が増えています。
臨床工学技士の告示研修とは?対象者や受講期間を確認
告示研修の正式名称は「臨床工学技士の業務範囲追加に伴う厚生労働大臣指定による研修」です。
2021年の臨床工学技士法等の改正によって追加された業務を行うために必要な知識・技能を習得することを目的として、公益社団法人日本臨床工学技士会が実施しています。
すべての臨床工学技士が同じ条件で受講するものではないため、対象者を正しく理解しておきましょう。
日本臨床工学技士会によると、告示研修の対象となるのは以下の人です。
・2025年4月1日より前に臨床工学技士の免許を受けた人
・2025年4月1日より前に臨床工学技士国家試験に合格し、同日以後に免許を受けた人
これらに該当する人が、法改正によって新たに追加された業務を行う場合には、あらかじめ厚生労働大臣指定の研修を受ける必要があります。
参考:研修の開催概要|公益社団法人 日本臨床工学技士会
一方、2025年4月以降に国家試験を受験する世代では、法改正後の業務内容を踏まえた養成課程・国家試験へ移行しています。
そのため、「臨床工学技士なら全員が告示研修を受けなければならない」と考えるのは正確ではありません。
自分が対象となるか分からない場合は、日本臨床工学技士会の最新情報を確認しましょう。
告示研修は、大きく「基礎研修」と「実技研修」の2つで構成されています。
基礎研修では、
・改正臨床工学技士法
・臨床工学技士業務とコンプライアンス
・静脈路の確保
・薬剤投与
・抜針・止血
・心・血管カテーテル治療
・鏡視下手術
など、新たな業務を安全に行うための知識を学びます。
実技研修では、模擬医療機器などを使用しながら実際の業務を想定した技能を身につけます。
参考:基礎研修の内容|公益社団法人 日本臨床工学技士会
日本臨床工学技士会が案内している告示研修の実施期間は、2021年9月から2027年3月までがコア期間となっています。
受講料は、
・日本臨床工学技士会会員:38,000円
・非会員:60,000円
です。
また、受講申し込みから実技研修終了までの期間は2年間とされています。
日程や申込状況などは変更される可能性があるため、これから受講する場合は日本臨床工学技士会の最新情報を確認してください。
参考:研修の開催概要|公益社団法人 日本臨床工学技士会
2021年の臨床工学技士法等の改正によって追加された業務を行うために必要な知識・技能を習得することを目的として、公益社団法人日本臨床工学技士会が実施しています。
すべての臨床工学技士が同じ条件で受講するものではないため、対象者を正しく理解しておきましょう。
告示研修の対象者
日本臨床工学技士会によると、告示研修の対象となるのは以下の人です。
・2025年4月1日より前に臨床工学技士の免許を受けた人
・2025年4月1日より前に臨床工学技士国家試験に合格し、同日以後に免許を受けた人
これらに該当する人が、法改正によって新たに追加された業務を行う場合には、あらかじめ厚生労働大臣指定の研修を受ける必要があります。
参考:研修の開催概要|公益社団法人 日本臨床工学技士会
一方、2025年4月以降に国家試験を受験する世代では、法改正後の業務内容を踏まえた養成課程・国家試験へ移行しています。
そのため、「臨床工学技士なら全員が告示研修を受けなければならない」と考えるのは正確ではありません。
自分が対象となるか分からない場合は、日本臨床工学技士会の最新情報を確認しましょう。
研修は基礎研修と実技研修で構成される
告示研修は、大きく「基礎研修」と「実技研修」の2つで構成されています。
| 種別 | 受講方法 | 内容 |
|---|---|---|
| 基礎研修 | オンデマンド型eラーニング | 約20時間かけて法改正や新たな業務に必要な基礎知識を学びます。 |
| 実技研修 | 対面形式 | 2日間で模擬医療機器などを使いながら必要な技術を学びます。 |
基礎研修では、
・改正臨床工学技士法
・臨床工学技士業務とコンプライアンス
・静脈路の確保
・薬剤投与
・抜針・止血
・心・血管カテーテル治療
・鏡視下手術
など、新たな業務を安全に行うための知識を学びます。
実技研修では、模擬医療機器などを使用しながら実際の業務を想定した技能を身につけます。
参考:基礎研修の内容|公益社団法人 日本臨床工学技士会
研修のコア期間は2027年3月まで
日本臨床工学技士会が案内している告示研修の実施期間は、2021年9月から2027年3月までがコア期間となっています。
受講料は、
・日本臨床工学技士会会員:38,000円
・非会員:60,000円
です。
また、受講申し込みから実技研修終了までの期間は2年間とされています。
日程や申込状況などは変更される可能性があるため、これから受講する場合は日本臨床工学技士会の最新情報を確認してください。
参考:研修の開催概要|公益社団法人 日本臨床工学技士会
なぜ臨床工学技士の業務範囲が拡大した?
臨床工学技士の業務範囲が拡大した背景には、医師の働き方改革や医療現場におけるタスク・シフト/シェアがあります。
医療の高度化によって医師の業務負担が増える中、医師だけが担ってきた業務の一部を、専門性を持つ医療職へ移す取り組みが進められてきました。
臨床工学技士についても、生命維持管理装置をはじめとする高度な医療機器に関する専門知識を活かし、より幅広く治療に関われるよう法令が見直されています。
告示研修の対象となる業務には、これまで主に医師やほかの医療職が行っていた処置の一部が含まれています。
臨床工学技士が適切な教育・研修を受けたうえで担当することで、医師の業務負担を分散できます。
医師が診断や治療方針の決定など、より専門性の高い業務へ集中しやすくなることが期待されています。
医療機器は高度化しており、手術室や集中治療室、カテーテル室などで多くの高度医療機器が使用されています。
医学と工学の両方を学ぶ臨床工学技士は、こうした医療機器を安全に操作・管理する専門職です。
業務範囲が拡大することで、機器の準備や保守管理だけではなく、治療そのものにさらに近い業務でも専門知識を活かせるようになりました。
臨床工学技士の基本的な仕事内容について詳しく知りたい方は、臨床工学技士の仕事内容について解説した記事も参考にしてみてください。
医療の高度化によって医師の業務負担が増える中、医師だけが担ってきた業務の一部を、専門性を持つ医療職へ移す取り組みが進められてきました。
臨床工学技士についても、生命維持管理装置をはじめとする高度な医療機器に関する専門知識を活かし、より幅広く治療に関われるよう法令が見直されています。
医師の負担を軽減するため
告示研修の対象となる業務には、これまで主に医師やほかの医療職が行っていた処置の一部が含まれています。
臨床工学技士が適切な教育・研修を受けたうえで担当することで、医師の業務負担を分散できます。
医師が診断や治療方針の決定など、より専門性の高い業務へ集中しやすくなることが期待されています。
臨床工学技士の専門性をより活かすため
医療機器は高度化しており、手術室や集中治療室、カテーテル室などで多くの高度医療機器が使用されています。
医学と工学の両方を学ぶ臨床工学技士は、こうした医療機器を安全に操作・管理する専門職です。
業務範囲が拡大することで、機器の準備や保守管理だけではなく、治療そのものにさらに近い業務でも専門知識を活かせるようになりました。
臨床工学技士の基本的な仕事内容について詳しく知りたい方は、臨床工学技士の仕事内容について解説した記事も参考にしてみてください。
告示研修を受けるメリットは?
告示研修を修了することで担当できる業務が増えるため、臨床工学技士自身のキャリアにも影響があります。
ただし、研修を修了したからといって、すべての勤務先ですぐに追加業務を担当するとは限りません。
実際の業務範囲は医療機関の体制や所属部署によって異なります。
大きなメリットは、これまで以上に幅広い治療業務へ関われることです。
特に、
・手術室
・ICUなどの集中治療領域
・心臓カテーテル室
・血液浄化領域
などでは、告示研修で学んだ知識・技能を活かせる可能性があります。
医療機器の操作だけではなく、一連の治療を支えるスタッフとして患者さんに関わる機会が増えるでしょう。
臨床工学技士の業務範囲が広がることで、医師や看護師などと連携する場面も増えます。
例えば手術室では、医療機器の操作・管理だけでなく、内視鏡用ビデオカメラの操作なども含めて治療を支援できるようになりました。
医療機器の専門職としてチーム医療により深く参加できることは、臨床工学技士の役割を広げることにつながります。
告示研修を修了していることに加え、実際に手術室やカテーテル室などで追加業務を経験している場合は、転職時のアピール材料になる可能性があります。
ただし、採用で評価されるのは「告示研修を修了した」という事実だけとは限りません。
例えば、
・人工心肺業務の経験
・心臓カテーテル業務の経験
・手術室業務の経験
・血液浄化業務の経験
・人工呼吸器管理の経験
・医療機器管理業務の経験
など、これまでどの領域でどの程度経験を積んできたのかも重要です。
転職を考える際には、告示研修だけではなく自分の臨床経験全体を整理しておくとよいでしょう。
ただし、研修を修了したからといって、すべての勤務先ですぐに追加業務を担当するとは限りません。
実際の業務範囲は医療機関の体制や所属部署によって異なります。
臨床工学技士として担当できる仕事が広がる
大きなメリットは、これまで以上に幅広い治療業務へ関われることです。
特に、
・手術室
・ICUなどの集中治療領域
・心臓カテーテル室
・血液浄化領域
などでは、告示研修で学んだ知識・技能を活かせる可能性があります。
医療機器の操作だけではなく、一連の治療を支えるスタッフとして患者さんに関わる機会が増えるでしょう。
チーム医療での役割が広がる
臨床工学技士の業務範囲が広がることで、医師や看護師などと連携する場面も増えます。
例えば手術室では、医療機器の操作・管理だけでなく、内視鏡用ビデオカメラの操作なども含めて治療を支援できるようになりました。
医療機器の専門職としてチーム医療により深く参加できることは、臨床工学技士の役割を広げることにつながります。
転職時に経験の幅をアピールできる場合がある
告示研修を修了していることに加え、実際に手術室やカテーテル室などで追加業務を経験している場合は、転職時のアピール材料になる可能性があります。
ただし、採用で評価されるのは「告示研修を修了した」という事実だけとは限りません。
例えば、
・人工心肺業務の経験
・心臓カテーテル業務の経験
・手術室業務の経験
・血液浄化業務の経験
・人工呼吸器管理の経験
・医療機器管理業務の経験
など、これまでどの領域でどの程度経験を積んできたのかも重要です。
転職を考える際には、告示研修だけではなく自分の臨床経験全体を整理しておくとよいでしょう。
臨床工学技士のキャリアは病院以外にも広がっている
告示研修による業務範囲拡大は、病院内で臨床工学技士としてキャリアアップしたい人にとって重要なテーマです。
一方で、臨床工学技士として培った知識・経験を活かせるキャリアは医療機関だけではありません。
医療機器メーカーなどの企業へ転職する選択肢もあります。
臨床工学技士は、人工心肺装置、人工呼吸器、透析装置、カテーテル関連機器など多くの医療機器を扱います。
そのため医療機器メーカーでは、実際に製品を使用する医療従事者の立場を理解できることが強みになります。
例えば、
・医療機器営業
・クリニカルスペシャリスト
・アプリケーションスペシャリスト
・フィールドサービス
・製品トレーニング
などの仕事で経験を活かせる可能性があります。
臨床工学技士の病院以外のキャリアについて詳しく知りたい方は、「臨床工学技士の転職先は?病院以外のキャリア・選び方・成功のコツを解説」も参考にしてみてください。
企業への転職を考える場合は、「臨床工学技士として勤務していた」というだけでなく、具体的な経験を整理することが重要です。
例えば、
・透析装置を何年扱ったか
・人工心肺業務を経験しているか
・心臓カテーテル業務を担当したか
・手術室でどのような機器を扱ったか
・メーカー担当者との折衝や製品導入経験があるか
などを整理すると、自分に合う求人を見つけやすくなります。
医療業界の仕事を幅広く比較したい方は、「医療関係の職種には何があるの?仕事一覧とキャリア選択のコツ」も確認してみてください。
一方で、臨床工学技士として培った知識・経験を活かせるキャリアは医療機関だけではありません。
医療機器メーカーなどの企業へ転職する選択肢もあります。
医療機器メーカーで臨床経験を活かせる
臨床工学技士は、人工心肺装置、人工呼吸器、透析装置、カテーテル関連機器など多くの医療機器を扱います。
そのため医療機器メーカーでは、実際に製品を使用する医療従事者の立場を理解できることが強みになります。
例えば、
・医療機器営業
・クリニカルスペシャリスト
・アプリケーションスペシャリスト
・フィールドサービス
・製品トレーニング
などの仕事で経験を活かせる可能性があります。
臨床工学技士の病院以外のキャリアについて詳しく知りたい方は、「臨床工学技士の転職先は?病院以外のキャリア・選び方・成功のコツを解説」も参考にしてみてください。
転職では担当領域や使用機器まで整理する
企業への転職を考える場合は、「臨床工学技士として勤務していた」というだけでなく、具体的な経験を整理することが重要です。
例えば、
・透析装置を何年扱ったか
・人工心肺業務を経験しているか
・心臓カテーテル業務を担当したか
・手術室でどのような機器を扱ったか
・メーカー担当者との折衝や製品導入経験があるか
などを整理すると、自分に合う求人を見つけやすくなります。
医療業界の仕事を幅広く比較したい方は、「医療関係の職種には何があるの?仕事一覧とキャリア選択のコツ」も確認してみてください。
まとめ
臨床工学技士の告示研修は、2021年の法令改正によって追加された業務を安全に実施するため、必要な知識・技能を習得する研修です。
業務範囲の拡大によって、静脈路の確保や輸液ポンプ・シリンジポンプの操作、心・血管カテーテル治療における電気的負荷装置の操作、鏡視下手術における内視鏡用ビデオカメラの操作、血液浄化装置の穿刺針等の接続・除去など、臨床工学技士が担当できる仕事が広がりました。
特に、2025年4月1日より前に免許を取得した臨床工学技士などが新たに追加された業務を行う場合は、あらかじめ告示研修を受講する必要があります。
研修を修了することで、手術室や集中治療室、カテーテル室、血液浄化領域などで、より幅広く治療に関われる可能性があります。
一方で、実際に担当する仕事内容は勤務先によって異なります。今後のキャリアを考える際には、告示研修の受講だけではなく、自分がどの領域で経験を積みたいのかまで考えておくことが重要です。
また、臨床工学技士として培った医療機器の知識は、医療機器メーカーなど企業への転職でも活かせる可能性があります。
医療転職.comでは、臨床工学技士の経験を活かせる医療機器メーカーなどへの転職もサポートしています。病院以外のキャリアや、自分の経験を活かせる求人を知りたい方は、無料転職サポートの流れも確認してみてください。
業務範囲の拡大によって、静脈路の確保や輸液ポンプ・シリンジポンプの操作、心・血管カテーテル治療における電気的負荷装置の操作、鏡視下手術における内視鏡用ビデオカメラの操作、血液浄化装置の穿刺針等の接続・除去など、臨床工学技士が担当できる仕事が広がりました。
特に、2025年4月1日より前に免許を取得した臨床工学技士などが新たに追加された業務を行う場合は、あらかじめ告示研修を受講する必要があります。
研修を修了することで、手術室や集中治療室、カテーテル室、血液浄化領域などで、より幅広く治療に関われる可能性があります。
一方で、実際に担当する仕事内容は勤務先によって異なります。今後のキャリアを考える際には、告示研修の受講だけではなく、自分がどの領域で経験を積みたいのかまで考えておくことが重要です。
また、臨床工学技士として培った医療機器の知識は、医療機器メーカーなど企業への転職でも活かせる可能性があります。
医療転職.comでは、臨床工学技士の経験を活かせる医療機器メーカーなどへの転職もサポートしています。病院以外のキャリアや、自分の経験を活かせる求人を知りたい方は、無料転職サポートの流れも確認してみてください。

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