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転職面接って何聞かれるの?よくある質問と回答例を紹介

面接で受け答えに詰まった経験のある方も多いのではないでしょうか。転職面接を成功させるには、事前の準備が不可欠です。

この記事では、医療業界への転職志望者向けに、転職面接でよくある質問や面接のコツを紹介します。ぜひ参考にして、面接官に好印象を与え、内定を勝ち取りましょう。

転職面接の質問を紹介!何を聞かれるかを知って対策しよう

転職面接の質問を紹介!何を聞かれるかを知って対策しよう
転職 面接で聞かれる質問は、大きくわけて「自己紹介」「転職理由」「志望動機」「自己PR」の4つです。

それぞれの質問について、事前に回答を準備しておくことで面接を有利に進められます。医療業界での転職を想定した回答例を交えて解説します。

(1)自己紹介
応募者の人柄やコミュニケーション能力、簡潔に説明する能力などを図る質問です。また、答えやすい質問をして、話しやすい雰囲気をつくる役割もあります。

<質問例>
・自己紹介をお願いします。
・これまでの職務経歴についてお聞かせください。

<回答例>
大学卒業後、医療機器メーカーで5年間、営業職として働いていました。多くの医療関係者の方々と接し、医療現場に役立つ製品を提案することにやりがいを感じていました。

現在は、MRIなどの検査機器を主に取り扱っております。高価格帯の製品の営業経験を活かし、貴社の医療用ロボットをより多くの医療機関に届けたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

<回答のポイント>
これまでの経験やスキルを、1~3分ほどで端的に説明するのがポイントです。応募先の事業内容などに合わせ、意欲をアピールすると好印象です。

(2)転職理由
転職理由は「転職によって何を実現したいか」という軸に関わる質問です。面接官は「入社後、長く活躍してくれるか」を見極めるために質問しています。

<質問例>
・転職理由を教えてください。
・転職を考えたきっかけを教えてください。

<回答例>
今の職場でMRとして4年間経験を積んできました。家族ががんになり治療薬の効果もあり回復し、がんの治療薬に携わりたいと思ったのがきっかけで転職を決意しました。多くのがん患者様の力になれるよう取り組みたいです。

前職は多忙のため、長時間残業が常態化していました。上長に業務効率化などの改善案を提案したのですが、却下されました。スキルアップのための時間を取りたいと思い、転職を決意しました。

<回答のポイント>
採用担当者を納得させられるよう、なぜ転職したいのかを論理的に説明します。前職のネガティブな面を無理に隠そうとする必要はありません。前向きな理由に変換できるのであれば、正直に伝えてもマイナスにはならないでしょう。

ただし、愚痴にならないよう注意が必要です。「人間関係の不満は言わない」など伝えないことを決めるのもおすすめです。

(3)志望動機
入社後に長く活躍できるか見極めるために、「入社への思いの強さ」「企業研究がしっかりできているか」などを確認するための質問です。

<質問例>
・うちの会社の志望動機は何ですか?
・なぜ同業他社ではなく弊社を希望するのでしょうか?

<回答例>
御社が、予防医療領域の医療アプリに力を入れてらっしゃるからです。発症した後の治療ももちろん大切なのですが、病気になる前に防ぐことで、より多くの人に貢献できると考えています。予防医療領域のパイオニアである御社の製品を、これまでの営業経験を活かし、より多くの人に届けたいと考え、応募いたしました。

<回答のポイント>
志望動機の回答で大切なのは、応募先でなければいけない理由を伝えることです。企業研究をしっかり行い、応募先の強みや方針、将来性、求める人材を理解しましょう。企業研究の内容と転職で実現したいことが重なる部分を志望動機として伝えれば、説得力のある回答ができます。

(4)自己PR
面接官は、自己PRを通して自社で活躍できるかを判断しようとしています。

<質問例>
・これまでのキャリアを交えて自己PRをお願いします。
・ご自身の最大の強みを教えてください。

<回答例>
私の看護師としての強みは、協調性です。現職ではチームの中堅的な立場で業務に携わっており、全体を見て必要なフォローをするよう心がけています。協力しながら看護ができる雰囲気をつくるため、積極的に声がけをしており、リーダーから「いつもフォローしてくれて助かっている」と評価していただけました。チーム医療に力を入れている御院でもスキルを活かし、より良い看護に貢献したいと考えています。

<回答のポイント>
応募職種に合ったスキルを伝えることで、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。適切なスキルを見極められるよう、企業研究をしっかりしましょう。

「努力をした」といった抽象的な内容ではなく、具体的に何をして結果どうなったかまで伝えると強力なアピールになります。成果については、「売上が1.5倍になった」「作業を○時間短縮できた」など、数値で伝えるとより効果的です。

転職面接の逆質問ってどうすればいいの?おすすめの質問

転職面接の逆質問ってどうすればいいの?おすすめの質問
多くの面接では、最後に面接官から「何か質問はありませんか?」と聞かれます。応募者から面接官に質問する「逆質問」は、お互いの認識をすり合わせたり、意欲の強さを確認したりする重要なものです。

<質問例>
・最後に質問があればお願いします。
・弊社に対し何か質問はありますか?

<回答例>
・営業職の1日の行動スケジュールを教えてください。
・入社後、最初に担当する業務はどのようなものですか?
・医療機器業界のグローバル化が進んでいますが、御社ではどのような対応をする予定ですか?

<回答のポイント>
必ず何か質問するようにしましょう。「質問がない=関心が薄い」と捉えられる場合があるので、あらかじめ3~4つ質問を用意しておくのをおすすめします。

その際は、会社のホームページを読めばわかる内容は、リサーチしていない印象を与えるので避けた方が無難です。ホームページの内容から一歩踏み込んで「貴社ホームページで○○に力を入れているとのことですが、具体的な事例を教えてください」といった質問の仕方をすると意欲をアピールできます。

また、福利厚生のことばかり質問するのも、「待遇以外興味がない」とマイナス評価につながるので避けましょう。

内定率アップ!転職面接を成功させるコツって?

内定率アップ!転職面接を成功させるコツって?
転職面接を成功させるには、質問への回答を準備する以外にも下記のようなコツがあります。

(1)みだしなみを整える
面接官は、社会人としてふさわしい身だしなみをしているかをしっかりチェックしています。特に医療業界は清潔感を重視する医療機関・企業が多いため、要注意です。

サイズが合ったスーツを着る・ヘアカットして髪型を整える・服のしわや靴の汚れがないようにするなど、基本的な身だしなみを心がけて面接に臨みましょう。

(2)面接マナーを復習する
面接前は、あらためてマナーを復習しておきましょう。面接時間の10分前には会場に到着する・コートは建物の入り口で脱ぐ・入室時はドアを3回ゆっくりノックするなど、マナーを守ることで、きちんとした印象を与えられます。

(3)面接の練習をする
受け答えの内容を準備していても、いざ本番となると緊張してスムーズに話せないものです。実際に声に出して面接の練習をしましょう。

家族や友人に面接官役を頼むのもよいですが、おすすめは転職エージェントを利用し、キャリアアドバイザーと練習することです。応募先に合わせてプロの目から、話のわかりやすさや話し方・目線・面接マナーなど、詳しくアドバイスしてもらえます。

まとめ

まとめ
転職面接で大切なのは、事前によくある質問に対し、しっかり回答を準備しておくことです。

面接での質問は、自己紹介・転職理由・志望動機・自己PRの4つにわかれます。応募先の企業に合わせて、面接官にアピールできる回答を用意しておきましょう。

また、逆質問は応募先への理解を深め、意欲をアピールするチャンスです。3~4つ逆質問を用意し、必ず質問するのをおすすめします。

質問への回答準備以外にも、面接でおさえるべきポイントはたくさんあります。特に重要なのが、身だしなみを整える・面接マナーを復習する・面接の練習をするの3つです。

医療業界の転職面接を受ける際は、医療業界専門の転職エージェントで面接対策をしてもらう、医療業界専門の転職サイトでノウハウを収集するといった方法が効果的です。

医療業界は、人の命や健康に関わる仕事にふさわしい人材を見極めるため、他業界とは違った視点で応募者を評価する側面があります。業界に特化した準備で、他の応募者と差をつけましょう。
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