企業看護師はどんな仕事?なるにはどうすればいいの?
2023/12/18
2023/12/18
看護師の多くは医療機関に勤務していますが、一般企業でも「企業看護師」として活躍できます。しかし、「どんな仕事をするのかわからない」「自分にあわないかもしれない」と、キャリアチェンジに踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、企業看護師に興味がある人向けに、仕事内容やメリット・デメリット、転職する方法などをまとめました。ぜひキャリアプランの参考にしてください。
この記事では、企業看護師に興味がある人向けに、仕事内容やメリット・デメリット、転職する方法などをまとめました。ぜひキャリアプランの参考にしてください。
企業看護師ってどんな仕事?具体的な仕事内容を紹介
企業看護師は、病院などの医療機関ではなく一般企業で働く看護師の総称です。代表的なものとして、社内の従業員の健康管理を担う「産業看護師」があげられますが、その他にはどんな職種があるのでしょうか?
ここでは、企業看護師の職種別に仕事内容を紹介します。
企業の医務室や健康管理室に所属して、従業員の心身の健康管理を行う仕事です。主な業務は、健康診断の実施や結果の管理、従業員への健康指導、ケガ人や急病人の応急処置、ストレスチェックの実施などです。
新しく開発した薬の人体への有効性・安全性を確認する「治験」がスムーズに進むよう、製薬会社・医療機関・患者の間に立ち、さまざまな調整・サポートをする仕事です。患者への治験内容の説明や治験を実施する医師の業務支援、スケジュール調整、資料・報告書の作成など、幅広い業務を担当します。
治験が治験実施計画書に基づいて、正しく行われているかをチェックする職種です。治験を実施する医療機関や医師の選定、治験の実施依頼と契約、治験状況のモニタリング、症例報告書の確認、モニタリング報告書の作成、進捗確認、終了報告、治験薬の回収など、治験前から治験終了後まで携わります。CRCとは異なり、患者と関わる機会は基本的にありません。
医療機器メーカーの社員として、医療機器営業の営業活動をサポートする職種です。営業職と医療機関を訪問し自社製品を紹介する、医療機器の操作方法をデモンストレーションする、販売先の医療従事者に機器の操作方法を教えるといった業務を担当します。
基本的にカレンダー通りの休みで、夜勤もありません。年収は500~600万円ほどですが、営業的要素のある仕事なので成果によってはインセンティブがもらえ、さらなる高収入も期待できます。
ここでは、企業看護師の職種別に仕事内容を紹介します。
産業看護師
企業の医務室や健康管理室に所属して、従業員の心身の健康管理を行う仕事です。主な業務は、健康診断の実施や結果の管理、従業員への健康指導、ケガ人や急病人の応急処置、ストレスチェックの実施などです。
治験コーディネーター(CRC)
新しく開発した薬の人体への有効性・安全性を確認する「治験」がスムーズに進むよう、製薬会社・医療機関・患者の間に立ち、さまざまな調整・サポートをする仕事です。患者への治験内容の説明や治験を実施する医師の業務支援、スケジュール調整、資料・報告書の作成など、幅広い業務を担当します。
臨床開発モニター(CRA)
治験が治験実施計画書に基づいて、正しく行われているかをチェックする職種です。治験を実施する医療機関や医師の選定、治験の実施依頼と契約、治験状況のモニタリング、症例報告書の確認、モニタリング報告書の作成、進捗確認、終了報告、治験薬の回収など、治験前から治験終了後まで携わります。CRCとは異なり、患者と関わる機会は基本的にありません。
クリニカルスペシャリスト
医療機器メーカーの社員として、医療機器営業の営業活動をサポートする職種です。営業職と医療機関を訪問し自社製品を紹介する、医療機器の操作方法をデモンストレーションする、販売先の医療従事者に機器の操作方法を教えるといった業務を担当します。
基本的にカレンダー通りの休みで、夜勤もありません。年収は500~600万円ほどですが、営業的要素のある仕事なので成果によってはインセンティブがもらえ、さらなる高収入も期待できます。
企業看護師の魅力って?臨床現場との違いは?主なメリットを紹介
企業看護師には、臨床現場で働く看護師にはないメリットがあります。主なものを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
企業看護師は、一般的にカレンダー通りの休日で夜勤もありません。職種によっては残業があるかもしれませんが、臨床現場で働く看護師よりは少ない傾向にあります。
家族や友人との時間が取りやすく、プライベートを充実させられます。ワークライフバランスを重視するのであれば、企業看護師はマッチする働き方といえるでしょう。
勤務先によって待遇は異なりますが、企業看護師を雇用している職場は大手が中心で、給料が高く福利厚生が充実していることが多い傾向にあります。
給料そのものは医療機関と変わらなくても、レジャーの割引や介護支援、特別休暇などの福利厚生が充実していれば、結果的に金銭面でプラスになる場合もあります。
医療現場で働く看護師とは違い夜勤がほとんどなく、規則正しい生活が送れるため身体の負担が少なめです。
また、面談やデスクワークなどがメインで立ち仕事や力仕事が少ない分、体力的にゆとりがあります。年齢を重ねると体力が落ち、臨床現場での仕事が辛くなる場合が多いですが、企業看護師であれば問題なく働けるケースが多いでしょう。
企業看護師の場合、医療行為に携わる機会が少なく、症状が重い患者の対応はほぼありません。医療ミスの不安や患者の生命を預かるプレッシャーがないため、医療現場の緊張感に苦手意識がある人も働きやすいでしょう。
また、体力的な負担が少ない分、生活全体に余裕が生まれるため、日々のストレスもたまりにくい働き方です。
ワークライフバランスが取りやすい
企業看護師は、一般的にカレンダー通りの休日で夜勤もありません。職種によっては残業があるかもしれませんが、臨床現場で働く看護師よりは少ない傾向にあります。
家族や友人との時間が取りやすく、プライベートを充実させられます。ワークライフバランスを重視するのであれば、企業看護師はマッチする働き方といえるでしょう。
給料や福利厚生など待遇がよくなる場合がある
勤務先によって待遇は異なりますが、企業看護師を雇用している職場は大手が中心で、給料が高く福利厚生が充実していることが多い傾向にあります。
給料そのものは医療機関と変わらなくても、レジャーの割引や介護支援、特別休暇などの福利厚生が充実していれば、結果的に金銭面でプラスになる場合もあります。
身体的な負担が少ない
医療現場で働く看護師とは違い夜勤がほとんどなく、規則正しい生活が送れるため身体の負担が少なめです。
また、面談やデスクワークなどがメインで立ち仕事や力仕事が少ない分、体力的にゆとりがあります。年齢を重ねると体力が落ち、臨床現場での仕事が辛くなる場合が多いですが、企業看護師であれば問題なく働けるケースが多いでしょう。
ストレスが少ない
企業看護師の場合、医療行為に携わる機会が少なく、症状が重い患者の対応はほぼありません。医療ミスの不安や患者の生命を預かるプレッシャーがないため、医療現場の緊張感に苦手意識がある人も働きやすいでしょう。
また、体力的な負担が少ない分、生活全体に余裕が生まれるため、日々のストレスもたまりにくい働き方です。
企業看護師の大変さって?臨床現場との違いは?主なデメリットを紹介
企業看護師には、ライフワークバランスが取りやすいなど多くのメリットがあります。しかし、デメリットもあるので理解したうえで転職しましょう。
企業看護師は基本的に夜勤がないため、夜勤手当で稼いでいた場合は、転職後に年収が下がってしまうかもしれません。
企業看護師の年収は、勤務先の会社や職種によって大きく異なります。希望する年収がある場合は、しっかりリサーチし転職後の年収を把握したうえで転職先を選びましょう。
企業看護師の多くは、相談業務やデスクワークが中心で医療行為にはあまり携わりません。そのため、どうしても臨床現場の看護師としての感覚が鈍ってしまいます。
「子育てが落ち着いたらまた臨床現場で働きたい」など復帰する予定のある場合は、企業看護師のキャリアが長くなるほど復帰しにくくなる可能性があると知っておきましょう。
企業看護師は、相談業務やデスクワークが中心のため、医療機関で働いていた時には求められなかったスキルが必要になる場合があります。
具体的には、WordやExcelなどのパソコン作業やプレゼンテーションスキルなどが求められる可能性があります。
転職後に苦労するケースも考えられるので、転職前に必要なスキルと自分の適性を確認しておきましょう。
収入が減る可能性がある
企業看護師は基本的に夜勤がないため、夜勤手当で稼いでいた場合は、転職後に年収が下がってしまうかもしれません。
企業看護師の年収は、勤務先の会社や職種によって大きく異なります。希望する年収がある場合は、しっかりリサーチし転職後の年収を把握したうえで転職先を選びましょう。
医療現場に復帰しにくくなる
企業看護師の多くは、相談業務やデスクワークが中心で医療行為にはあまり携わりません。そのため、どうしても臨床現場の看護師としての感覚が鈍ってしまいます。
「子育てが落ち着いたらまた臨床現場で働きたい」など復帰する予定のある場合は、企業看護師のキャリアが長くなるほど復帰しにくくなる可能性があると知っておきましょう。
デスクワークなど新しいスキルが必要になる
企業看護師は、相談業務やデスクワークが中心のため、医療機関で働いていた時には求められなかったスキルが必要になる場合があります。
具体的には、WordやExcelなどのパソコン作業やプレゼンテーションスキルなどが求められる可能性があります。
転職後に苦労するケースも考えられるので、転職前に必要なスキルと自分の適性を確認しておきましょう。
企業看護師になるには何をすべき?おすすめの転職方法
企業看護師になるにあたって大切なのが、自分にあった職種を選ぶことです。企業勤務の経験がない場合、いざ転職してみるとイメージと違い、後悔するケースも少なくありません。
自己分析を通して自分のスキルや志向性を把握し、希望する職種・会社について徹底的にリサーチしましょう。
内定をもらうには、応募書類や面接でなぜその職種や会社を志望するのか、看護師経験をどのように活かすのかをアピールすることが不可欠です。
転職活動に不安がある、看護師の仕事が忙しくて活動に時間がさけないという人は、医療業界に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
企業看護師への転職に深い知見を持つキャリアアドバイザーが、キャリアプランの作成・求人紹介・選考対策など手厚くサポートしてくれます。
自己分析を通して自分のスキルや志向性を把握し、希望する職種・会社について徹底的にリサーチしましょう。
内定をもらうには、応募書類や面接でなぜその職種や会社を志望するのか、看護師経験をどのように活かすのかをアピールすることが不可欠です。
転職活動に不安がある、看護師の仕事が忙しくて活動に時間がさけないという人は、医療業界に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
企業看護師への転職に深い知見を持つキャリアアドバイザーが、キャリアプランの作成・求人紹介・選考対策など手厚くサポートしてくれます。
まとめ
一般企業で働く企業看護師の職種には、産業看護師・治験コーディネーター・臨床開発モニターなどがあります。
企業看護師は、ワークライフバランスが取りやすい・給料や福利厚生など待遇がよい・身体的な負担が少ないといったメリットがあります。しかし、収入が減る可能性がある・医療現場に復帰しにくくなるなどのデメリットもあるので要注意です。
企業看護師になるには「自己分析する」「応募書類、面接で志望動機をアピール」「医療業界専門の転職エージェントを活用する」の3点を意識しましょう。
企業看護師は、ワークライフバランスが取りやすい・給料や福利厚生など待遇がよい・身体的な負担が少ないといったメリットがあります。しかし、収入が減る可能性がある・医療現場に復帰しにくくなるなどのデメリットもあるので要注意です。
企業看護師になるには「自己分析する」「応募書類、面接で志望動機をアピール」「医療業界専門の転職エージェントを活用する」の3点を意識しましょう。
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