MRは忙しい?激務の理由4つと病院・開業医別の1日スケジュール
医療業界の営業職の代表であるMRは「忙しい」や「激務」というイメージがあります。MRに興味を持っていても、仕事が大変そうだからと転職をためらっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、MRの仕事内容やスケジュールなどを詳しく解説。MRが本当に忙しいかどうかに迫ります。
この記事では、MRの仕事内容やスケジュールなどを詳しく解説。MRが本当に忙しいかどうかに迫ります。
そもそもMRってどんな職業?仕事内容をわかりやすく解説
MRは「Medical Representative」の頭文字をとった略称で、日本語に訳すと「医療情報担当者」となります。
医療機関に訪問し、医師をはじめとする医療従事者に自社製品の医薬品情報提供や、効果や副作用といった情報のフィードバックをもらう仕事です。
適切な医薬品情報を医療従事者に提供することで、製品に対する信頼性を高め、採択につなげます。また、フィードバックにより重大な副作用がわかった場合は、すぐに厚生労働省に報告し、影響を最小限におさえるのも重要な仕事です。副作用や有用性についてのフィードバックは製薬会社で蓄積され、医薬品開発に役立てられます。
医薬品を直接売るのではなく、情報を提供することで発注につなげるのが一般的な営業職との大きな違いです。
医療機関に訪問し、医師をはじめとする医療従事者に自社製品の医薬品情報提供や、効果や副作用といった情報のフィードバックをもらう仕事です。
適切な医薬品情報を医療従事者に提供することで、製品に対する信頼性を高め、採択につなげます。また、フィードバックにより重大な副作用がわかった場合は、すぐに厚生労働省に報告し、影響を最小限におさえるのも重要な仕事です。副作用や有用性についてのフィードバックは製薬会社で蓄積され、医薬品開発に役立てられます。
医薬品を直接売るのではなく、情報を提供することで発注につなげるのが一般的な営業職との大きな違いです。
MRはなぜ忙しいと言われるの?どのような点が大変なのかを解説
MRが忙しいや激務と言われる大きな理由は、仕事の大変さです。どのような点が大変なのか、MRならではの事情をご紹介します。
MRは複数の医療機関を担当し、医療従事者と面会するため、スケジュール管理が大変です。医療従事者の多くは多忙で、しかも急患などの緊急対応が発生するケースも珍しくありません。何時間も病院の廊下で待つこともあります。
早朝や夜間の訪問や、急な面会日時の変更が発生するため、フットワーク軽く、柔軟な対応が求められます。
さらに医療情報を提供するだけでなく、医師に自社製品に関する講演を依頼する、販促物の企画・制作を行うなど、幅広い仕事を担っています。営業活動と並行して行うため、スケジュール管理が非常に重要です。
MRは、医薬品情報を取り扱うため、自社製品はもちろん関係のある疾患や治療法、競合他社の製品など、幅広い専門知識が求められます。さらに、医学の発展に伴い、常に新しい薬や治療法が開発・発見されるため、新しい情報にアップデートが必要です。
専門家である医師や薬剤師から質問を受ける機会も多く、対等に話すために常に勉強をし続ける必要があります。
多くのMRが、プライベートな時間を削って、医学書や論文を読んだり、シンポジウムに参加したりと努力をしています。
医師などの医療従事者とのコミュニケーションは、MRの仕事において最も重要なポイントです。MRの目的は、医薬品情報を適切に提供し、信頼関係を築き、自社製品を採択してもらうこと。そのためには、コミュニケーションを上手くとり、良好な関係性を築く必要があります。
医療従事者は多忙なことが多く、そもそもアポが取れない、アポを取っても緊急の仕事が入って会ってもらえないというのは日常茶飯事です。さらに、何とか面会しようと頻繁に連絡しすぎてしまうと、仕事の妨げになってしまい、断られるだけではなく、最悪の場合は出入りができなくなります。
また、医療従事者のなかには、癖のあるタイプの人も少なくありません。話ができるタイミングを見極め、相手の性格に合わせてコミュニケーションを取る力が求められます。
MRは、医薬品を販売しませんが、他の営業職と同様、ノルマが課せられています。支店単位や個人単位で「売上前年度比○○%アップ」などの目標が設定され、達成できるかどうかで評価が決まります。
MRは価格交渉が一切できないため、一般的な営業職とは違った難しさがあります。さらに、目標が達成できたとしても、次はより高い目標が設定されるケースが多く、常にレベルアップが求められます。
(1)臨機応変にスケジュールをこなす必要がある
MRは複数の医療機関を担当し、医療従事者と面会するため、スケジュール管理が大変です。医療従事者の多くは多忙で、しかも急患などの緊急対応が発生するケースも珍しくありません。何時間も病院の廊下で待つこともあります。
早朝や夜間の訪問や、急な面会日時の変更が発生するため、フットワーク軽く、柔軟な対応が求められます。
さらに医療情報を提供するだけでなく、医師に自社製品に関する講演を依頼する、販促物の企画・制作を行うなど、幅広い仕事を担っています。営業活動と並行して行うため、スケジュール管理が非常に重要です。
(2)専門性が高く常に勉強しなければならない
MRは、医薬品情報を取り扱うため、自社製品はもちろん関係のある疾患や治療法、競合他社の製品など、幅広い専門知識が求められます。さらに、医学の発展に伴い、常に新しい薬や治療法が開発・発見されるため、新しい情報にアップデートが必要です。
専門家である医師や薬剤師から質問を受ける機会も多く、対等に話すために常に勉強をし続ける必要があります。
多くのMRが、プライベートな時間を削って、医学書や論文を読んだり、シンポジウムに参加したりと努力をしています。
(3)医療従事者とのコミュニケーションが難しい
医師などの医療従事者とのコミュニケーションは、MRの仕事において最も重要なポイントです。MRの目的は、医薬品情報を適切に提供し、信頼関係を築き、自社製品を採択してもらうこと。そのためには、コミュニケーションを上手くとり、良好な関係性を築く必要があります。
医療従事者は多忙なことが多く、そもそもアポが取れない、アポを取っても緊急の仕事が入って会ってもらえないというのは日常茶飯事です。さらに、何とか面会しようと頻繁に連絡しすぎてしまうと、仕事の妨げになってしまい、断られるだけではなく、最悪の場合は出入りができなくなります。
また、医療従事者のなかには、癖のあるタイプの人も少なくありません。話ができるタイミングを見極め、相手の性格に合わせてコミュニケーションを取る力が求められます。
(4)営業ノルマを達成するのが大変
MRは、医薬品を販売しませんが、他の営業職と同様、ノルマが課せられています。支店単位や個人単位で「売上前年度比○○%アップ」などの目標が設定され、達成できるかどうかで評価が決まります。
MRは価格交渉が一切できないため、一般的な営業職とは違った難しさがあります。さらに、目標が達成できたとしても、次はより高い目標が設定されるケースが多く、常にレベルアップが求められます。
MRは忙しくて激務?1日のスケジュールを医療機関の種類別に解説
MRが忙しいと言われる理由のひとつは、忙しさです。1日のスケジュールについて解説します。
MRの1日のスケジュールは、大きく病院担当と開業医担当の2パターンに分かれます。どちらもタスクが多く、忙しい印象です。
規模の大きい病院を訪問する場合、担当する診療科の医師と、次々と面会するスタイルになります。多くの病院が、日中は診療をしているので、朝や夜間、診療の合間に、面会を行います。
・8:00
診療開始前の医師と面談するため、直行で病院へ
・11:00
喫茶店で昼ごはんをとりながら、午後の面談に向けた準備や資料作成
・14:00
午前と別の病院を訪問。緊急手術が入ったため、1時間ほど待機し、面談
・ 16:00
3日後にアポを取っていた医師から、急ぎの用件を頼まれ対応
・18:00
営業所に戻り、資料作成やミーティングなどを行う
・19:30
仕事を終え帰宅
開業医担当のMRは、1日6~8施設ほどのクリニックを回る営業スタイルです。無駄のない訪問スケジュールを立て、効率よく回ります。
診療時間を避け、診療時間終了後や昼の診察後の休診時間にアポを入れることが多いです。また、クリニックを担当する医薬品の卸業者と協力して、営業活動を行うケースもあります。
・8:30
卸業者を訪問して情報交換を行う
・10:00
営業所に戻って、今日のアポ分の資料を準備
・12:00
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・12:45
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・13:15
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・13:30
上司とランチミーティング
・14:00
訪問先のクリニックで待機し、医師の手が空いたときに面談
・16:00
訪問先のクリニックで待機し、医師の手が空いたときに面談
・17:20
17時に診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・18:30
18時に診療が終わったクリニックに訪問。診察が長引いたため、
少し待ってから面談
・19:30
営業所に戻り、明日の準備とアポの確認後に帰宅
MRの1日のスケジュールは、大きく病院担当と開業医担当の2パターンに分かれます。どちらもタスクが多く、忙しい印象です。
<病院担当>
規模の大きい病院を訪問する場合、担当する診療科の医師と、次々と面会するスタイルになります。多くの病院が、日中は診療をしているので、朝や夜間、診療の合間に、面会を行います。
・8:00
診療開始前の医師と面談するため、直行で病院へ
・11:00
喫茶店で昼ごはんをとりながら、午後の面談に向けた準備や資料作成
・14:00
午前と別の病院を訪問。緊急手術が入ったため、1時間ほど待機し、面談
・ 16:00
3日後にアポを取っていた医師から、急ぎの用件を頼まれ対応
・18:00
営業所に戻り、資料作成やミーティングなどを行う
・19:30
仕事を終え帰宅
<開業医担当>
開業医担当のMRは、1日6~8施設ほどのクリニックを回る営業スタイルです。無駄のない訪問スケジュールを立て、効率よく回ります。
診療時間を避け、診療時間終了後や昼の診察後の休診時間にアポを入れることが多いです。また、クリニックを担当する医薬品の卸業者と協力して、営業活動を行うケースもあります。
・8:30
卸業者を訪問して情報交換を行う
・10:00
営業所に戻って、今日のアポ分の資料を準備
・12:00
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・12:45
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・13:15
午前診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・13:30
上司とランチミーティング
・14:00
訪問先のクリニックで待機し、医師の手が空いたときに面談
・16:00
訪問先のクリニックで待機し、医師の手が空いたときに面談
・17:20
17時に診療が終わったクリニックに訪問し、医師と面談
・18:30
18時に診療が終わったクリニックに訪問。診察が長引いたため、
少し待ってから面談
・19:30
営業所に戻り、明日の準備とアポの確認後に帰宅
MRが忙しいと言われいていたのは昔の話?現状について解説
MRと言うと、医師の接待などがあり、長時間労働が余儀なくされるイメージがありますが、近年は状況が大きく変化しています。
かつてノルマを達成するために、MRが過剰な接待など不適切な情報提供活動を行うケースが多発。クリーンな環境へと改革が進みました。
2012年には、製薬業界の公正・公平な取引を目指す「医療用医薬品製造販売業公正取引協議会」により、過剰な接待の禁止や金額の上限が定められ接待が減った分、MRの負担も減りました。
さらに、働き方改革や情報提供の適切化を目的として制定された「販売情報提供活動に関するガイドライン(PGL)」の影響などもあり、働きやすい環境へと変化しています。
かつてノルマを達成するために、MRが過剰な接待など不適切な情報提供活動を行うケースが多発。クリーンな環境へと改革が進みました。
2012年には、製薬業界の公正・公平な取引を目指す「医療用医薬品製造販売業公正取引協議会」により、過剰な接待の禁止や金額の上限が定められ接待が減った分、MRの負担も減りました。
さらに、働き方改革や情報提供の適切化を目的として制定された「販売情報提供活動に関するガイドライン(PGL)」の影響などもあり、働きやすい環境へと変化しています。
まとめ
MRは確かに忙しい。でも「ずっと激務」ではなくなってきている
MRが「忙しい」と言われる一番の理由は、医師の予定に合わせて動くスケジュールにあります。
朝の外来前に病院へ直行し、日中は移動と面会、合間で資料作成や準備、夕方以降に再び訪問、その後に営業所へ戻って報告やミーティング…と、1日のスケジュールがぎっしり詰まりやすい働き方です。
さらにMRは、専門性の高い医薬品情報を扱う仕事のため、勤務時間外の自己学習も欠かせません。
新薬・疾患・治療ガイドライン・競合製品などをキャッチアップするために、自宅で論文や資料を読む・勉強会に参加するといった時間が必要になり、それも「忙しい」と感じる大きな要因です。
また、訪問先である医師は非常に多忙なため、
・アポイントどおりに会えない
・病院で長時間待つことがある
・急なスケジュール変更に対応しなければならない
といった状況も日常的に発生します。
成果を出すためには、タイミングを見極めるコミュニケーション力や柔軟なスケジュール調整力が求められ、そのプレッシャーも「MR=忙しい」というイメージにつながっています。
一方で、かつてMRの負担を大きくしていた接待中心の働き方や過剰な営業活動は、業界ルールやガイドラインの整備により大きく制限されました。
その結果、「毎晩遅くまで接待続き」というような昔ながらの激務スタイルは減り、現在は情報提供の質やコンプライアンスを重視した働き方へとシフトしています。
総じて、MRは今も忙しい仕事であることは事実です。
ただし、イメージされがちな「いつまでも終わらないブラックな激務」というよりは、
・スケジュール管理力
・自分で学び続ける姿勢
・医師との信頼関係を築くコミュニケーション力
といったスキルを活かすことで、やりがいと成果を両立できる専門職へと変わりつつあります。
「MRは忙しそう」と不安な方は、企業ごとの働き方の違いや担当エリア・担当施設の特徴をしっかり確認し、自分のスタイルに合った職場かどうかを見極めることが大切です。

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