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転職サイトとエージェントどちらがいいの?違いを徹底解説

転職活動の方法としてよく知られている、転職サイトと転職エージェントですが「何が違うかわからない」「どちらがいいの」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

転職サイトと転職エージェントは、それぞれ仕組みや特徴が違うため、転職活動のスタイルに合わせて活用するのをおすすめします。

この記事では、転職サイトと転職エージェントとの違いについて詳しく解説します。

転職サイトや転職エージェントってどんなサービス?それぞれ解説

転職サイトや転職エージェントってどんなサービス?それぞれ解説
最初に転職サイトと転職エージェントの概要を解説します。

(1)転職サイト
転職サイトとは、Web上で求人情報を掲載しているサービスです。転職サイト内には、幅広い業界・職種の求人情報が掲載されています。求職者は案件を検索し、比較・検討のうえ、自分に合った求人にサイト内で直接応募できます。

基本的に応募後のやりとりは全て企業と行い、転職サイトからのサポートはありません。

医療業界を専門とする転職サイトなど特定の領域に特化したサイトもあり、一般的な転職サイトと比べ、その分野の求人数が多い傾向にあります。

(2)転職エージェント
転職エージェントは、人材を採用したい企業から求人情報を預かり、条件が合う求職者に紹介するサービスです。

企業側からは採用課題や求める人材などを、求職者からはこれまでのキャリア・スキル・経験・希望条件・キャリアプランなどをヒアリングし、マッチングします。

一部の有料転職エージェントを除き、求職者の手数料負担はありません。求職者の入社が決定した時点で、企業より成功報酬が支払われるシステムです。

求職者は、求人紹介の他にも、キャリア相談・応募書類の添削・面接の練習・スケジュール調整・内定後の条件交渉の代行など、手厚いサポートを受けられます。

転職エージェントも転職サイトと同様、特定の領域に特化してサービスを提供している場合があります。

転職サイトと転職エージェントの違いとは?6つのポイントを紹介

転職サイトと転職エージェントの違いとは?6つのポイントを紹介
転職サイトと転職エージェントの主な違いを紹介します。

(1)求人数
転職サイトや転職エージェントによって求人数は異なりますが、一般的に転職エージェントの方が案件数は多い傾向にあります。

転職エージェントは、転職サイトには掲載されない「非公開求人」や「独占求人」を持っており、その分求人数が多いのです。

・非公開求人:転職サイトや企業の採用ページといったインターネット上に掲載されない求人
・独占求人:取り扱いが特定の転職エージェントに限定されている求人

非公開求人や独占求人にする主な理由は、好条件のため広く募集すると応募が殺到する可能性がある、新規事業に向けたポジションの募集など経営戦略上オープンにしたくないなどです。

(2)選択肢の多さ
転職エージェントは、エージェント側が求職者のスキル・経験・希望条件にマッチする求人を紹介するシステムです。求人を探す手間は省けますが、未経験の職種など内定獲得が難しい求人は、あまり紹介してもらえません。

特に人気のある求人は、転職エージェント内で選考が行われ、応募できない場合が多いでしょう。

転職サイトであれば、業界や職種などに制限なく、応募したい求人を選んでエントリーできます。「転職エージェントが希望に合った求人を紹介してくれない」といった不満は溜まりにくいかもしれません。

また、転職エージェントでの求人紹介は、経験・スキルを重視するため、経験者向けが多い傾向にあります。

転職サイトには、未経験者向けの求人が多く、新しい業界・職種にチャレンジしたい場合は、転職サイトをチェックするのがおすすめです。

(3)選考対策をしてくれるか
転職エージェントは、履歴書・職務経歴書の添削や模擬面接、企業ごとの面接に向けたアドバイスなど、手厚い選考対策をしてくれます。また、採用に至らなかった場合、面接のフィードバックをもらえることもあります。

転職サイトでの転職活動では、自分ひとりで選考対策をしなければいけません。転職サイトの記事などインターネット上に参考になるノウハウはたくさんありますが、プロである転職エージェントから直接アドバイスをもらう方が効率的です。

さらに、キャリアアドバイザーが企業に、求職者の経験・スキル・人柄などを伝え、サポートしてくれるのも魅力です。

転職エージェントによる選考対策を取り入れれば、選考通過率がアップする可能性は高いでしょう。また、転職活動中は悩みが多くなりがちなので、キャリアアドバイザーに相談できるのは心強いものです。

(4)企業とのやり取りを代行してくれるか
転職サイトの場合、面接のスケジュール調整や条件交渉、内定承諾、内定辞退など、全てのやり取りを自分でしなければいけません。スムーズに転職活動を進めるには、段取りが重要です。

転職エージェントであれば、転職エージェントが間に入ってくれるため、手間を大幅に減らせます。また、給与や入社日といった条件交渉を代行してくれるのも大きなメリットです。条件交渉はやり方を間違えると、企業からの印象が悪くなるリスクがあります。転職エージェントであれば、経験を活かして上手に交渉してくれるでしょう。

(5)情報の濃さ
転職エージェントは、企業と直接やり取りしているため、会社の雰囲気や求める人材、社内の人間関係など求人情報やコーポレートサイトからはわからない情報を教えてくれる場合があります。

また、キャリアアドバイザーが担当する業界・職種の知見に基づき、現在の転職動向や将来性、など有益な情報を提供してくれます。

転職サイトの場合は、自力でリサーチしなければならず、転職エージェントでの転職活動よりも、情報が少なくなりがちです。

(6)気軽に転職活動できるか
転職サイトは、応募や面接、転職活動の期間など全て自分で決めて行動できるため、自分のペースで気軽に転職活動できます。

転職エージェントはサポートがある分、キャリアアドバイザーと調整しながらの転職活動となり、わずらわしく感じる人もいるかもしれません。

結局は転職サイトと転職エージェントどっちがいいの?

結局は転職サイトと転職エージェントどっちがいいの?
これまで転職サイトと転職エージェントの違いを解説してきましたが、それぞれメリット・デメリットがあり、どちらがいいかは断言できません。

特徴を理解し、自分に合った方をメインにしつつ両方使うと、両方のメリットが活かせるでしょう。

例えば、未経験から転職する場合は、転職サイトを中心に多くの求人に応募し、転職エージェントの選考対策を活用する。年収アップなど好条件の求人に応募したいのなら、転職エージェントに非公開求人・独占求人を紹介してもらいつつ、転職サイトの求人もチェックするといった使い方がおすすめです。

特に、志望する業界が決まっている場合は、業界特化型の転職エージェントと転職サイト両方に登録しておくようにしましょう。業界とのパイプが太く、掘り出し物の求人が見つかる可能性が高いと考えられます。

まとめ

まとめ
転職サイトは、求職者が自分でサイトに掲載されている求人を見て応募できるサービスで、気軽に利用でき選択肢が広い反面、手厚いサポートはほぼありません。

転職エージェントは、企業側と求職者から情報をヒアリングし、マッチングするサービスです。オープンにされていない求人を紹介してもらえる、選考対策が手厚いなどのメリットはありますが、未経験の求人を紹介してもらいにくいなどのデメリットもあります。

おすすめの使い方は、転職サイトと転職エージェントどちらかをメインにし、併用する方法です。どちらの長所も活かせ、スムーズに転職活動を進められます。

医療業界で転職活動するなら、医療業界に特化した転職サイトと転職エージェントどちらも活用するとよいでしょう。一般の転職サイトや転職エージェントよりも、求人数が多く、専門性の高いノウハウを提供してもらえます。
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