医師は何歳まで転職できるの?転職に適したタイミングを解説

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医師は何歳まで転職できるの?転職に適したタイミングを解説

医師はニーズの大きい職業なので転職がしやすく、一般的なサラリーマンと比べて転職回数が多くなる傾向にあります。

また、医師は体力などに問題がなければ、引退せずに生涯現役で働くことも可能です。しかし、長く働き続けるためには、あらかじめキャリアプランを立て、無理なく仕事ができる職場を見つけるのが重要です。

ここでは、医師は何歳まで転職でき、どのタイミングで行動するとスムーズに希望のキャリアを実現できるのか解説します。

定年後に転職は可能?医師は何歳まで働けるのかを解説

定年後に転職は可能?医師は何歳まで働けるのかを解説
医師が定年になる年齢や、医師の年齢と転職の関係について解説します。
(1)医師の定年について
医師の定年は勤務先によって大きく異なります。国立病院や県立病院などで公務員として勤務する医師は、基本的には他の公務員と同様に65歳で定年を迎えます。

民間の病院は、それぞれ決められた定年に従うことになります。65歳を定年と定めている病院もあれば、医師には定年がない病院もあります。また、業績によっては院長や役員などに役職を変え、勤務を続けられる場合もあるでしょう。

開業医やフリーランスの医師は、もともと定年が定められていないので、何歳になっても働き続けられます。

公務員や民間病院に勤務していて定年がある場合、定年後にも働くためには転職活動が必要となるでしょう。

(2)医師の年齢と転職の関係とは
一般的な職業では、転職は年齢が上がるほど難しくなる傾向にあります。しかし、医師は転職先が求めるスキルや経験があれば、年齢に関係なくニーズが高く、転職しやすい傾向にあります。特に医師の数が少ない地域、医師不足の診療科への転職であれば、歓迎される可能性は高いでしょう。

また、中小規模の病院やクリニック、郊外にある医療機関は、医師が不足する傾向にあります。総合病院や大学病院など若手医師を確保しやすく人員の集まりやすい医療機関と比べ、応募者の年齢条件がゆるやかなケースが多いです。

さらに、在宅医療や介護現場といった、近年医師のニーズが拡大している分野でも、年齢を問わず臨床経験の豊富な医師が求められています。

このように、医師の場合はシニア層であっても応募先によっては充分に転職可能です。転職先によっては年齢の高い医師に対し、夜勤やオンコールを免除したり、ゆとりのあるシフトを組んだりといった配慮をしてくれる場合もあるので、転職の際は条件面をよくチェックしましょう。

職場別に解説!医師の転職は何歳くらいまでがスムーズ?

職場別に解説!医師の転職は何歳くらいまでがスムーズ?
職場の規模や種類によって、転職における年齢の重要さはさまざまです。一般的に医師は何歳でも転職しやすい職業ですが、希望する職場が求める年齢条件を知り、キャリアプランを考えておくことでスムーズに転職できます。

(1)総合病院に転職するなら指導的ポジション
大学病院や総合病院は、研究や学位・専門医取得、海外留学などの制度が整備されており、スキルアップにつながるため若手医師が多く集まります。

そのため、若手医師に指導できる優れた経験や知識、スキルを持つ医師のニーズは高く、特に、認定医や専門医を指導する指導医は歓迎される傾向にあります。

総合病院では、豊富な経験を持ち若手医師の指導を担える40代後半~50代前半の医師の求人を出していることが多いです。また、卒業後から医局に所属している医師が多い大学病院でも、新しい診療科の設立や指導者・教授の増員などに伴い、外部から医師を募集する場合も少なくありません。

将来的に大学病院や総合病院への転職を考えている場合は、40代後半までに指導医としてのスキルを身につけるなど準備を進めましょう。

(2)中小規模の病院やクリニックは臨床経験が重要
中小規模の病院やクリニックが医師を募集する場合、一定の臨床経験があり、体力的にも余裕を持って仕事ができる30代の医師が歓迎されます。

40代後半から50代後半の年代になると、臨床経験を活かして管理者や指導者のポジションを任されるケースが多いでしょう。そのため、指導医の資格を取得していると転職に有利です。

また、将来的なキャリアの基盤づくりとしても中小規模の病院やクリニックへの転職を選ぶ医師も多数います。

ゆくゆくは開業したい場合、経営・診療全体を見渡せる規模の病院・クリニックでの勤務は、非常によい経験となります。さらに、地域の人々とのネットワークづくりにも役立つでしょう。

また、定年後も働き続けるために、透析クリニックや健診業務といった比較的身体の負担の少ない職場への転職を見据え、50代のうちから転職して新しい領域のスキルや臨床経験を積む医師もいます。

このように、中小規模の病院やクリニックに転職後のキャリアパスは多様です。しっかりキャリアプランを立て、それに合った転職先を探すのをおすすめします。

(3)産業医を目指すなら早めの行動を
産業医は、企業に所属して労働者の健康を管理する職業です。定時で働けて当直などがなく、残業も少ないことからワークライフバランスを保てる職場として人気があります。

産業医の働き方は大きく「専属」と「嘱託」にわかれます。専属は1つの企業に勤務するため、基本的に職場で定められた定年を迎えると勤務できません。嘱託は、契約内容によっても異なりますが、年齢の上限がないケースが多いと言われています。また、嘱託の場合は勤務医との兼業も可能です。

定年が設けられている専属の場合、早めに産業医に転職して、次のキャリアプランを考える必要があります。

産業医は人気があるため転職難易度は高めです。さらに、産業医資格の取得が必須条件なので、遅くとも40代までには準備をしましょう。

診療科によって年齢の影響に差が?長く働く方法をご紹介

診療科によって年齢の影響に差が?長く働く方法をご紹介
診療科によって、手術の時間や当直やオンコールの有無、力のいる仕事の多さが異なるため、年齢を重ねると体力的に厳しい場合もあります。

外科医は体力や精密な手技が求められるため、シニア層になると若いときと同じように活躍することが難しくなる場合もあります。そのため、「何歳まで今の仕事を続けられるか」といった将来のキャリアプランを考える機会が、早めにくる傾向にあります。

外科医として転職する場合は、充分な経験を積み体力的な余裕もある30代が有利です。40代になると、応募先のメンバーのバランスなどによっては、転職が難航する場合もあるでしょう。

その点、内科医は比較的、年齢を重ねてもそれまでの経験を活かして現場で活躍しやすい診療科です。外科医のなかには、年齢を重ねたときのキャリアプランを考え、途中で内科医に方向転換する人も少なくありません。

また、外科医が不足しているへき地で病院長として外科診療に携わる、より幅広い診療を担当できる病院に転職する、フリーランス医として無理のない働き方をするなど、キャリアパスはさまざまです。

今の環境で長く働くのが厳しいと感じるなら、長い目で見たキャリアプランを考え、自分に合った道を選びましょう。

まとめ

まとめ
医師の転職は、一般的な職業と比べて年齢によるハードルは低めです。希望する医療機関が求めるスキルや経験があれば、何歳でも転職できる可能性は高いです。

しかし、勤務先の種類や診療科によっては、年齢を重ねると転職が難しい場合もあるでしょう。何歳まで働きたいのか、将来的にはどんな働き方をしたいかを考え、早めにキャリアプランを立て、行動することが大切です。

キャリアプランを考える際は、医師の求人が豊富な医療業界専門の転職サイトで、シニア層向けの求人をチェックするのがおすすめです。実際にどんな求人が出ているのかを知ることで、よりリアルなキャリアを描けるはずです。