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他人と過去は変えられない。しかし自分と未来は変えられる
他人と過去は変えられない。しかし自分と未来は変えられる

他人と過去は変えられない。しかし自分と未来は変えられる

医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院 理事長仲井 培雄

医療法人社団和楽仁 芳珠記念病院
理事長
仲井 培雄

自治医科大学医学部を卒業後、僻地の診療所でキャリアを積み、その後、消化器外科を専門として活躍。お父様の跡を継ぎ、医療法人社団 和楽仁の理事長に就任。病院経営に携わる仲井理事長。経営の悩みを解決に導いたのが、偶然出会った「病院MOT改革」であった。どのように学びを経営に活かしているかなど、詳しくお話を伺った。


キャリアにおける成功体験は「病院MOT改革」との出会い。お父様の総合病院の経営を引き継ぐにあたり悩んでいた仲井理事長にとって、大きな転機となった。今では、病院を挙げて取り組んでおり、全員主役の病院経営を実現しているそうだ。

 

キャリアのなかでの一番の成功体験は、MOT改革に出会ったことです。MOTは技術経営を意味していて、科学・工学などの知識や理論、効率的に事業や商品に結びつけ、イノベーションを実現する手法です。2004年から、当時北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科の教授をされていた近藤修司先生のもとで「病院MOT改革」を学び始めました。「病院MOT改革」では、医療と経営の質を絶えず向上させて、顧客の不安を安心に、さらには感動に変えられる病院を目指しています。

MOTに出会ったのは、すごくいいタイミングだったんです。もともと僕は模型づくりが得意で、工学部に進んでエンジニアになりたいと思っていました。しかし祖父も父も医師で病院もあるから医学の道を選びましたが、経営に携わらないという約束を高2の時に父と交わしました。しかし、職員からは経営を求められることに。でもどうせ継ぐのなら、誰かの言いなりになるのではなく、自分らしいやり方でやろうと考えました。敷かれたレールの上を行くのではなく、やりたいようにやらないと面白くないと思ったんです。とはいえ、当時は今ほど病院向け経営セミナーもないし、ネットの情報も少なかったので悩んでいました。

そんなある日「人間力と技術力で企業を元気にする」というテーマの市民講座のチラシを見かけました。元気にして欲しかったのと、MOTという言葉を初めて聞いて興味を持ち、講演を聞きに行きました。すごくいい話で、ずっと自分の名刺を握りしめて聞いていましたね。講演が終わった直後に先生と名刺交換をして、2週後には病院の研修会で講義をしていただいたんです。みんな感銘を受けて、病院を挙げて取り組むことにしました。

その後、みらい創造研修会や院内キャンパス和楽仁塾などを実践し、近藤先生考案の四画面思考で職員の人間力と技術力を養いました。そのおかげで全員主役の病院経営が軌道に乗り、今にいたります。

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