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鬼手仏心(きしゅぶっしん)腕は機械のように正確に、患者さんには優しく
鬼手仏心(きしゅぶっしん)腕は機械のように正確に、患者さんには優しく

鬼手仏心(きしゅぶっしん)
腕は機械のように正確に、患者さんには優しく

医療法人社団東京医心 ニューハート・ワタナベ国際病院 院長渡邊 剛

医療法人社団東京医心 ニューハート・ワタナベ国際病院
院長
渡邊 剛

手塚治虫の漫画「ブラック・ジャック」に憧れて医師の道を志した渡邊院長。ドイツのハノーファー医科大学にて、ドイツ心臓外科の父と呼ばれるHans G Borst教授に学んだ。帰国後は、金沢大学心肺・総合外科の教授などを務め、心臓アウェイク手術(自発呼吸下心拍動下冠動脈バイパス術)や、外科手術用ロボットの"ダヴィンチ"を使った心臓手術など日本で初の手術を次々と成功させた。
2014年5月、理想の医療を目指してニューハート・ワタナベ国際病院を開設し、院長に就任。現在、日本で唯一ロボット心臓手術を行っており、「心臓外科のブラック・ジャック」と呼ばれている。国内外の心臓外科領域の進歩に大きく貢献した、トップランナーとしての道のりについて渡邊院長に伺った。


心臓アウェイク手術や外科手術用ロボットの”ダヴィンチ”を使った心臓手術など日本で初の手術を次々と成功。ニューハート・ワタナベ国際病院の院長を務め、日本で唯一ロボット心臓手術を行っており、「心臓外科のブラック・ジャック」と呼ばれている渡邊院長。自らのキャリアを振り返り、「例え上手くいかなくても、最後は今のところに戻るんじゃないでしょうか」と、渡邊院長は語る。その言葉からは、自分の道を信じる力強さが感じられる。

 

僕のキャリアを振り返ると、先頭切って成功したというよりも、最終電車に乗り遅れなかったといった感じなんです。例えば、大学院の入学試験でも、僕4位で受かっているのですが、例年までは上から3人までしか合格しなかったのに、たまたま僕の年から4人合格とすることになったんです。

さかのぼると大学受験の時も受験制度が切り替わるタイミングだったので1浪で決めなきゃいけなかったのですが、合格できました。留学もあともう一年経つと、年齢制限に引っかかってしまうというタイミングで、試験を2回受けて2回目で受かりました。

こういったぎりぎり人生なので、最後の最後までふたを開けないと分からないというなかで、キャリアを歩んできました。

留学から帰った後も、本当は金沢大学に戻ろうと思っていたのですけど、帰ったその日に富山に行くように言われて。当時は挫折のように感じたのですが、そこでいろいろな内視鏡手術とかアウェイク手術、意識下の手術とかなんでも好きなことができた。それが今の自分につながっているので、運が良かったなと思っています。金沢大学の教授になったときも、ライバルがいてちょっとピンチだったのですが、何とかなりました。

いろいろありましたが、例えどれか上手くいかなくても、結局は今のところに戻るんじゃないでしょうか。僕が目指していたのは、大学教授でも留学することでもない。ブラックジャックみたいに、自分の病院を作って自分で患者を治療していくこと。外科医を志したのも、ブラックジャックに憧れたからなので、最終的にはそこに行きつくと思います。

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